みなさま、こんにちは。
弁護士の菅原です。
今日の橿原市は、曇りのち晴れ?でも暖かくて。
お気に入りのニットのワンピースだと、ちょっと暑いです。笑
そろそろ春物を引っ張り出してもいい頃かもしれませんよね。
個人的には、春物のお洋服のふんわりとした柔らかさや
明るい色合いが大好きなので、
これからの季節は特におしゃれが楽しくなるんですよね。
みなさまお住まいの地域はいかがでしたか?
さて、
今日は、ちょっと壮大に聞こえるかもしれませんが、
人生、とか、生き方とかについて、ちょっと書いてみようかなと思っています。
FURAU(フラウ)というファッション雑誌に、
女優の山口智子さんのインタビューが掲載されていたんですよね。
山口智子さんって、画面上からも
さっぱりさわやかで、それでいて美しくて色気を感じる
とてもすてきな女性だなとあこがれていたんです。
その山口さんが、
私は子供のいる人生とは違う人生を歩みたかった
伴侶という人生のパートナーを強く求めていた
そう、さらりと語られている文章を読んで、
わたしはちょっと驚いて、また同時にとてもうれしい気持ちになりました。
実際のインタビューを実際に読んでいただけるとわかると思いますが、
山口さんは、ご実家のご事情もおありのようで、
家族や血のつながりというものを、それだけで無条件に信じたり頼ったりするのではなくて、
むしろご自身の心が求めているつながりを、自分の人生の中で、いつでも正直な気持ちと向き合いながら、探し続けていらっしゃった方のようで・・・。
だからこそ、伴侶である唐沢寿明さんについては
「夫であり、家族であり、友であり、恋人であり・・・・。唐沢さんと一緒に生きることは本当に楽しいです」と言い切られていて、
読んでいるこちらが満面の笑みになってしまうような、
幸せいっぱいの関係を築かれていらっしゃるようです。
「私は特殊な育ち方をしているので、血の結びつきを全く信用していない。」
こうおっしゃっている山口智子さんですが、
おなじような気持ちをもたれている方って、実は少なくないんじゃないかな。
私が弁護士という、みなさまの人生に関わる仕事をしているからなのかもしれませんが、
家族の中で問題を抱えて相談にいらっしゃる方も多くて。
本来ならば、
「家族」という言葉から連想されるイメージは、あたたかく優しく、かけがえのない結びつき。
だからこそ、「家族」を否定することは、とても後ろめたい気持ちになりますし、
しちゃいけないこと、のような気がするのは、私だけでしょうか。
でも、現実には、
家族という結びつきが、例えば相手の人格を否定した上下関係であったり、
経済的・精神的な依存関係であったり、
お互いを苦しめる関係になっていることも、あるんですよね。
家族という結びつきに抱く「理想」と、ご自身がおかれている現実の狭間で、
もがき苦しみ、悩みつづけて、
ようやく私のところに相談に来こられた、という方もいらっしゃいます。
そうやって来てくださった方のお悩みと向き合うとき、
わたしが特に意識することがあります。
それは、わたしたちひとりひとりが、
まずは「個人」として幸せになってもいいんだ、ということ。
家族に苦しめられ、そこで幸せになれない
という状況ならば、わたしたちは「自分のために」そこを出てもいい、
自分のために生きていい、
そのために私が弁護士として何ができるのかを、
ご本人とよくお話をして、アドバイスをするようにしています。
離婚弁護士、という言葉が少し前に流行ったりもしましたが、
私も弁護士としてたくさんの離婚のお手伝いをしてきました。
夫婦という一つのつながりを分かつのが離婚という手続きですが、
そのことに私が力を入れる理由のうちのひとつが、
まさにこの、ひとりひとりの幸せのため、なのかもしれません。
家族というつながりはとても大切なもので、
すべての人にとって、かけがえのないもの、であり、そうであって欲しい。
だけれども
その前に、個人がそのそれぞれの人生を
幸せに、笑顔で、楽しんで生きて欲しい、
そんな願いを、私は強く持っているのかもしれません。
さて、
興味をもたれた方は、ぜひ山口智子さんの素敵なインタビューを読んで、
また感想をわたしにも教えてくださいね。
では、また来週もこのブログでお会いしましょうね。
インフルエンザがはやっていますし、体調管理の難しい季節になってきておりますので、
みなさまどうぞご自愛くださいね。
わたしも、ちゃんと、ご自愛しようと思います。笑
コメントをお書きください
すがわらともこ (金曜日, 23 9月 2016 12:40)
はじめまして。
PSWの菅原と申します。
唐突なお願いを失礼致します。
私は相談業務の傍ら、非常勤講師として精神保健福祉士養成カリキュラムに
携わっております。
私の担当する科目(精神保健福祉援助技術各論)では、
後期授業では家族支援を中心に扱う予定です。
菅原先生の家族に関するこのブログ内容を、
授業の中で学生に紹介したいのですが、差支えはございませんでしょうか。
先生のお時間のよろしい時で結構です。お返事をお待ちしております。
菅原朋子拝
菅原直美 (金曜日, 23 9月 2016 17:51)
菅原様(同じ苗字ですね!)
コメントありがとうございます。
このようなお申し出を頂けるとは思っていなかったので、とてもうれしいです!
私のブログでよければぜひお使いください。
また、もし直接連絡が必要であれば、当事務所にお電話いただくか、FAXにてメールアドレスなどをいただければ、私からご連絡いたします。
電話 0744-47-2484
FAX 0744-47-2485
思いを込めながらもほんのりと思うままに書かせていただいているブログにこのような反響をいただいて、本当にありがとうございました(^^♪
すがわらともこ (日曜日, 09 10月 2016 22:03)
菅原先生
早速のお返事をありがとうございます。
そして、事務所の後連絡先までご丁寧に明記してくださり、恐縮です。
ご許可頂き、嬉しい限りです。
説明が前後しまして恐縮ですが、ワンネスグループのホームページから
こちらに辿り着きました。
私は依存症が専門ではありませんが、ご縁がありましてワンネスさんとの
協働機会を恵まれました。いつも学ぶことが多く本当に感謝です。
そして先日は菅原先生とワンネスの皆様で、大阪高裁における値千金の再度の執行猶予判決、おめでとうございます。皆様の働きぶりを心から誇りに思っております。
メディアには、このような事実も敏感に報道して欲しいです。
それでは、HPの記事内容につきましては、授業の事前に確認など必要がございましたら、お言葉に甘えて問い合わせ致します。その際はよろしくお願い致します。
菅原より
(奇遇にも同姓ですね!)